IPOの当選確率を確実に上げる裏技はありません。抽選は乱数で行われ、人の裁量が介在しない仕組みになっている会社がほとんどです。
そのうえで、確率の期待値を上げるためにできることは整理できます。
1. 申し込める口座を増やす
いちばん効果が分かりやすいのがこれです。IPOはその銘柄の幹事証券からしか申し込めません。口座がなければ抽選の土俵にすら乗れません。
2026年の22件では幹事の数は平均7.6社。仮に2社しか口座を持っていなければ、参加できる銘柄も、1銘柄あたりの抽選回数も限られます。
当サイトで保有口座を登録すると、各銘柄の幹事のうち持っていない会社に印が付きます。どこが足りないかは銘柄ごとに違うので、実際の案件で確認するのがいちばん早いです。
2. 抽選方式と自分の資金量を合わせる
資金が潤沢なら、申込株数に比例して当選確率が上がる方式(SBI証券の60%枠など)が効きます。逆に資金が限られているなら、1人1抽選権の方式(マネックス証券)のほうが相対的に有利です。
詳しくは抽選方式の比較記事にまとめています。
3. 外れても積み上がる仕組みを使う
SBI証券のIPOチャレンジポイントは、抽選に外れるとポイントが貯まり、次回以降に使うと配分を受けやすくなる仕組みです。配分予定数量の30%がこのポイント順で配られます。
短期的には外れ続けても、続けていれば確度が上がる設計です。時間をかけられる人には合理的な選択肢です。
4. 価格で駆け引きしない
ブックビルディングで低い価格を申告すると、公開価格がそれより上で決まった場合に抽選の対象から外れます。公開価格は仮条件の上限で決まることが多いので、当選を狙うなら成行(ストライクプライス)か上限価格で申告するのが素直です。
5. 締切を逃さない
身も蓋もありませんが、これが実務上いちばん効きます。ブックビルディング期間は中央値7日、最短4日。土日を挟むと実質はもっと短くなります。
当サイトが締切のカウントダウンを画面の一番上に置き、それ以外の情報を折りたたんでいるのは、この一点のためです。
やらないほうがいいこと
当選したのに購入しない、という行為には実際にペナルティを設けている会社があります。松井証券は購入辞退者を6か月間、当選を決定する抽選から除外すると明記しています(出典:同社配分方針)。
資金の当てがないまま数を打つのは、短期的には申込数が増えても、長い目で見ると不利になり得ます。
この記事は情報提供を目的としたもので、特定の銘柄や商品の購入を勧めるものではありません。制度や各社のルールは変更されることがあります。申込の前に必ず各社の公式ページと目論見書をご確認ください。記載内容は2026年8月9日時点のものです。

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